2012年6月15日金曜日

マレーシアの医療制度①

奥さんの病気の関係で、この国の医療制度についてだいぶ分かってきました(国民なんだから、知っているのは当たり前といえばそうですが。。。)。

まず病院についてですが、ここバトゥパハットにあるのは、以下の4種類です。
①個人開業医の一般的な診療所(数え切れないほど)
②国立診療所(1箇所)
③私立総合病院(2箇所ぐらい)
④国立総合病院(1箇所)

実は国民健康保険というものはありません、国民(およびその非国民の配偶者)であれば、だれでもものすごく安い料金で国立の病院で診察を受けられます。

どのぐらい安いかといいますと、診察料は1リンギット(25円ほど)です。55歳か60歳以上(どっちか忘れた)の場合は診察料すら要りません。それから薬代はなんとただ、仮にこれが①番のプライベートの診療所で受けた場合、薬代込みで約20~30リンギットかかります(500~750円ほど)。

これだとプライベートの診療所はやっていけないはずですが、何でそんなにいっぱいあるのか不思議でしょう。

国立の診療所は1箇所しかなく、安いゆえ、毎日人があふれています。そのため、待ち時間が2時間、3時間は当たり前です。この時間があればどれだけ稼げるかと考えている我が国民にとって、とても待てません。なのでここに行くのは貧乏層がほとんどです。その2、一般開業医の方が儲かりますので、優秀なお医者さんたちはあまり国の病院で勤めたがらないです。それで評判の良いプライベート診療所もそれなりに混んでいます。

単純に言いますと、貧乏人は国立の診療所に行くしか選択肢がなく、金のある人は腕の良いお医者さんのところを選ぶ、そういうことです。

次回は総合病院の方について書きます。

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